ホタルの情報

 
すっかり長くなった日がようやく暮れて、一番星が輝きを増すころ。
河原にも明滅する光、光、ひかり。
それは初夏の宵に、清純な自然がくれた天然のイルミネーション。
   日本各地でホタルを呼び戻そうという運動が盛んですが、上陽町の川では、町の中心部から上流にかけ、いたるところでゲンジボタルの乱舞が見られます。生息条件はもちろんきれいな水があること。アユやヤマメなど川釣りで親しまれる清流・星野川をはじめ横山川、下横山川は川幅があって日当たりも良く幼虫の餌となるカワニナの繁殖を促し、ゲンジボタルの大量 発生を可能にしています。木々にとまったホタルの輝きは、さながらクリスマスツリーのような美しさ。六月初旬には「ホタルと銘茶まつり」が開かれ、毎年多くの人出でにぎわいます。
 
ホタルの雑学

ゲンジボタルの一生
●6〜7月 交尾を終えたゲンジボタルの雌は、2〜3日後、川岸の水ゴケなどに数百個の卵を産みます。卵は1ヶ月後に孵化して幼虫となり、約9ヶ月の長い水中生活に入ります。
●8〜翌年2月 幼虫は水中でえら呼吸し、5〜6回脱皮を繰り返して成長します。餌はカワニナ(巻貝)。捕獲すると尾脚で体を殻に固定し、内部のカワニナを噛んで消化液を分泌。肉を溶かして食べます。
●3〜4月 終齢幼虫で冬を越した幼虫は桜の季節、雨の降る日の日没と同時に、発光しながら上陸を始め、地中(通 常は数cmから数m以内)に潜って土繭を作り、蛹になって5月の羽化を待ちます。
●5〜6月 羽化して成虫になったゲンジボタルは、体が固まるのを待って土繭を破り、地上に出て来ます。成虫が口にするのは水分のみ。背光性で昼間は葉陰などにひそみ、日没後、活動を始めます。平均寿命は1週間に満たない短いものです。

 雄14mm前後、雌20mm前後。淡い紅色をした胸(前胸背)に黒い十字形の斑紋。体の構造はカブトムシなどと同様、頭、胸、腹に分かれ、頭には複眼、触覚など光や臭いを感受する器官があります。発光器は、雄は腹部5節目と6節目、雌は5節目にあります。

  ゲンジホタルの住む環境
 東日本型のゲンジボタルの多くが小川に住むのに対し、西日本型は比較的大きな川に多く生息しています。いずれもきれいな水であることが必要です。アユやコイなど川釣りで親しまれる清流・星野川をはじめ横山川、下横山川は川幅が広く、日当たりもいいことから餌となるカワニナの繁殖を促して、幼虫の生息条件を高めていると考えられます。さらに幼虫の上陸に欠かせない土の土手や中洲が残されていることも、ゲンジボタルの大量 発生を可能にしているのです。
 
 

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